芸能

霜降り明星は? M-1王者が全国区で活躍できるか否かの分岐点

霜降り明星は全国区のスターになれるか?(M-1グランプリHPより)

 12月2日に放映された漫才師日本一を決定する『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)は、関東地区の平均視聴率は17.8%、関西地区では28.2%の高視聴率を記録。優勝を果たしたのは、「霜降り明星」だった。ボケ担当のせいや(26)とツッコミ担当の粗品(25)という平成生まれの2人が、平成最後のM-1王者となったのだ。

 関西ではすでに人気が高まっていた霜降り明星だが、来年以降、全国区で活躍できるかどうかはこれからの動きに左右される。M-1王者になったとはいえ、それだけでスター街道をひた走れるほど甘くはない。

 テレビ局で番組制作にかかわるスタッフ・Aさんは、近年のM-1王者のテレビでのポジションについてこのように語る。

「過去にチャンピオンとなり、今ではテレビに欠かせない存在となったのが『チュートリアル』(2006年優勝)、『フットボールアワー』(2003年優勝)。ほかにも『アンタッチャブル』(2004年優勝)や『NON STYLE』(2008年優勝)、『サンドウィッチマン』(2007年優勝)、『ブラックマヨネーズ』(2005年優勝)も安定したポジションを獲得しています。

 しかし、関西はともかく、関東圏でのテレビ露出がそこまで多くないコンビもいる。『パンクブーブー』(2009年優勝)や『笑い飯』(2010年優勝)などは、劇場では人気を博していますが、やはり関東圏での露出はいまひとつ。『銀シャリ』(2016年優勝)は関西で培ったロケの実力を生かしてコンスタントに仕事を得ているものの、“ロケ芸人”としての地位に甘んじている印象です。漫才もトークも高い実力があるだけに関東での人気バラエティを席巻するほどの爆発力がないところが残念です」

 一方で、M-1で優勝できなくても活躍中のコンビは少なくない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン