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2018.12.23 16:00  女性セブン

ゼロカロリー系食品の懸念、人工甘味料を「肥満剤」と呼ぶ人も

 これらの人工甘味料は“糖質ゼロ”と銘打つゼリーや炭酸飲料にも含まれている。冒頭のA子さんのように、健康に気を配ってわざわざ糖質やカロリーの少ない食品や飲料を選んだはずの人が、気づかないうちに人工甘味料を大量に摂取してしまい、肥満や糖尿病になる可能性があるのだ。このため人工甘味料を「肥満剤」と呼ぶ食品業界関係者も多い。リスクはそれだけではない。

「米国国立衛生研究所により、ダイエット飲料は成人のうつ病リスクを増加させる恐れがあるとの研究結果が発表されました。さらに米・ハーバード大やコロンビア大学の研究では、人工甘味料入りの炭酸水を毎日飲むと、腎機能障害や脳卒中、心筋梗塞、血管系疾患の発症リスクが高まることもわかっています」

 脳卒中や心筋梗塞は命の危険に直結する。カロリーオフで体重を減らすつもりが、寿命を縮めるのではシャレにならない。

◆カロリーゼロのジュースが実は25kcal

 驚くべきはほかにもある。そもそも、パッケージに「ノンカロリー」や「カロリーゼロ」とうたわれていても、実際のカロリーはゼロではないことがあるのだ。消費者問題研究所代表の垣田達哉さんが指摘する。

「厚労省の栄養表示基準では、100mlに含まれるのが5kcal未満ならば、『ゼロ』と表示できます。つまり500ml入りペットボトルの場合、25kcal未満なら『ゼロkcal』と表示できる。カロリーゼロだと思って飲んだはずのダイエット飲料に、実は24.9kcal含まれていたというケースも起こり得ます」

 それだけではない。「カロリー控えめ」「低カロリー」「カロリーライト」という表示は、100mlあたり20kcal以下なら使用が認められている。

「つまり、『カロリーライト』と表示されたダイエット飲料の500ml入りペットボトルを飲んだら、実は100kcal近く摂取していたということがあるのです」(大西さん)

「糖質ゼロ」も同様に100gあたり糖質が0.5g以下、「糖質オフ」なら100gあたり2.5g以下であれば、表記することができる。さらに、「糖質」はでんぷんなど、砂糖以外も含む総称であり、「糖類」はその中の一部を指している。つまり、「糖類ゼロ」と銘打たれていても、「糖質」は含まれている可能性があるのだ。

 まさに“看板に偽りあり”のように見えるが、法律で許されているため、メーカーに責任はない。

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