”おひとりさま”対談をした2人
田原:最近は、妻に先立たれた高齢者が再婚するという話も聞くけど、さすがにそこまでの自信はない。
野村:同感だね。こんな爺さんのところに嫁いだら、女性が可哀そうじゃない。
田原:だっていつ死ぬかわからないんだから……。
野村:待つのは死だけでしょう。「再婚しよう」とは言えないよ。まあ、女性関係については「わが人生悔いだらけ」だね。
田原:うわっ、いい奥さんだったじゃないですか。
野村:それはどうですかね。どこかにいい女性はいないものか……。でもサッチーに怒られそうだからやめとくわ。「何やってんのよ」って枕元に出てきそうだよ。俺の骨を墓に入れてもらえなくなると困るしな(苦笑)。
サッチーが死んでから、明日は我が身と考えるようにもなりました。とはいえ、私淑する川上哲治さんが亡くなった93歳を目標にしたいとは思っています。
田原:僕はもう、今年でも来年でもいいと思っている。理想の最期は「『朝生』の生放送中に田原が静かになったと思ったら死んでいた」というように、仕事場でポックリ逝くことです。