「ワンマンの父は独断専行がひどく、父を経営から排除するしかなかった」
「父親の顔色をうかがって育った妹を取り込もうとするのはわかっていた。事実上拘束しながら、虚実を織り交ぜて泣き落とし工作を行なったようだ」
さらに1月4日、岡田氏が会長を務めるフィリピン企業の資金約3億円を横領した疑いがあるとして現地の裁判所が逮捕状を発行。
岡田氏を直撃すると、「私の復帰を恐れるUEの経営陣による横領容疑のデッチ上げ」と抗弁し、一方の知裕氏は、「取材対応はいたしません」とした。
早くからカジノビジネスに心血を注いできた岡田氏には、運命の岐路だ。2016年、IR推進法が成立。「日本でもカジノを」という望みは果たされるのか。裁判は1月25日に、判決を迎える。
●取材・構成/伊藤博敏(ジャーナリスト)
※週刊ポスト2019年1月18・25日号