国内

「被疑者」と「容疑者」、「自首」と「出頭」、何が違う?

「自首」と「出頭」違いは?(写真/アフロ)

 ニュースでの事件報道では、様々な専門用語が出てくる。中には似たような言葉も多く、正確な意味を把握しきれないことも多いのではないだろうか。たとえば、「被疑者」と「容疑者」という言葉。その意味について、山下汐里弁護士が解説する。

「現状、『被疑者』も『容疑者』も、警察に容疑をかけられ捜査を進められている者という意味で使われていますが、刑事訴訟法や刑法では『容疑者』という言葉は規定されていません(ただし、出入国管理及び難民認定法には『容疑者』という言葉が記載されている)。

 マスコミ報道などで、疑いをかけられている人物も検察官の起訴後も『容疑者』と呼んでいるのを目にしますが、正しくは、疑いをかけられると『被疑者』となり、起訴後に『被告人』になるのです」

◆「自首」と「出頭」

 刑法や刑事訴訟法で規定されている「自首」とは、犯罪や犯行が判明していない段階で、犯人自らが捜査機関に罪を申告し、処罰を求めること。

「自首すれば社会秩序が維持されるという政策的な考え方から、裁判所の判断次第で減刑できるように定められています」(山下さん)

 事件が発覚し、捜査が既に進み、捜査機関が犯人を突き止めている場合には自首は成立しない。そのような場合に、犯人が警察や検察に出向く行為が「出頭」と呼ばれる。

※女性セブン2019年2月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

法定スピード以上の速度で突っ込んだ(時事通信)
《独自》内閣府公用車の9人死傷暴走事故 委託先は2年前にも永田町で公用車ひき逃げ死亡事故 運営会社と内閣府が「間違いございません」と事実関係を認める
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《司忍組長、84歳の誕生日会に密着》胡蝶蘭、鯛、枡酒にコンパニオンが大挙 警察、メディアが関心を寄せる「山口組重要文書」の存在
NEWSポストセブン
晩餐会での“少女漫画のようなエスコート”動画が話題に(提供:soya0801_mlb)
《独占入手》妻・真美子さんの手を優しく取って…大谷翔平、晩餐会での“少女漫画のようなエスコート”動画が話題に ファンに伝えた「ありがとう」
NEWSポストセブン
若い女性たちとエプスタイン(民主党資料より)
「ひとりで楽しみ、体に触り、無理やり行為に及んだ」10代の少女らが性的搾取された“エプスタイン事件” 米司法省が新たに公開、画像や動画…300万枚の資料が示す“被害の詳細”
NEWSポストセブン
レーシングドライバー角田裕毅選手
【大谷翔平より高い知名度】レーサー角田裕毅(25)が筋骨隆々の肉体美を披露「神が認めた男」のパーソナルブックに堂本光一らのコラムも  
NEWSポストセブン
高市人気で議席増を狙う自民だが…(時事通信フォト)
《自民維新で300議席》衆院選の情勢調査報道は投票に影響を与えるのか 自民が高市支持でこのまま大勝?心理士が分析
NEWSポストセブン
CanCam卒の注目女優宮本茉由
《CanCamモデルを卒業》不倫ドラマ主演でも話題・宮本茉由、長野県・北アルプスの麓で見せた「止まらない色気」
週刊ポスト
ラオジーのブログより(現在は削除済み)
《昨夜の子は何歳だったんだ…との投稿も》「ラオスの帝王ラオジー」ブログの不正開設の疑いで61歳の男が逮捕 専門家が明かしたラオス児童買春のいま
NEWSポストセブン
司法省がアンドリュー元王子の写真を公開した(写真/Getty Images)
《白シャツ女性に覆いかぶさるように…》エプスタイン・ファイルで新公開されたアンドリュー元王子とみられる人物の“近すぎる距離感の写真” 女性の体を触るカットも
NEWSポストセブン
全米野球記者協会ニューヨーク支部主催のアワードディナーに出席した大谷翔平と、妻・真美子さん(左/時事通信フォト、右/提供:soya0801_mlb)
《真美子さんが座る椅子の背もたれに腕を回し…》大谷翔平が信頼して妻を託す“日系通訳”の素性 “VIPルーム観戦にも同席”“距離が近い”
NEWSポストセブン
なぜ実の姉を自宅で監禁できたのか──
《“お前の足を切って渡すから足を出せ”50代姉を監禁・暴行》「インターホンを押しても出ない」「高級外車が2台」市川陽崇・奈美容疑者夫妻 “恐怖の二世帯住宅”への近隣証言
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
国際ジャーナリスト・落合信彦氏が予見していた「アメリカが世界の警察官をやめる」「プーチン大統領暴走」の時代 世界の“悪夢”をここまで見通していた
NEWSポストセブン