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「耳たぶにシワ」「耳を曲げると痛い」は心臓発作リスクに注意

サインを見逃すと突然死の危険

 耳の上側と耳たぶがくっつくように指で2つ折りにしてみよう。その時に、痛みを強く感じるようであれば“血管の重大な病気”が潜んでいるかもしれない。

 東京有明医療大学保健医療学部教授で内科医の川嶋朗氏が解説する。

「耳には毛細血管が密集しています。“すごく痛い”と感じる人は毛細血管が目詰まりを起こして、末端まで血流が行き渡っていない状態だと考えられます。動脈や静脈から枝分かれしている毛細血管の状態には全身の血流が反映されているので、脳梗塞や心筋梗塞といった病気を引き起こす動脈硬化が進行している可能性があります。

 また、血液は栄養素や酸素、免疫細胞などを全身の細胞に供給し、老廃物を回収する働きも担っています。血流が悪化すると免疫力が低下するため、がんなどの重病に繋がることもあります」

「耳たぶ」に注目することでも健康リスクが判断できるという。イシハラクリニック院長の石原結實医師が解説する。

「耳たぶはもともと動脈の数が少なく、栄養が行き渡りにくい箇所です。そのため、血流が悪くなると耳たぶ内の脂肪が栄養不足になって萎縮し、シワになる。耳たぶのシワが目立ってきたということは、動脈硬化が進み、冠動脈の血流も悪くなっているということ。

 それによって、狭心症や心臓発作などの心臓病になりやすくなっている状態なのです。耳たぶのシワは35歳くらいから現われますが、急に目立ってきたという人は要注意です」

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