国内

ご療養16年の雅子妃殿下 お気持ちを整える「工夫と努力」

日本赤十字社の全国大会で「次期名誉総裁」である雅子妃殿下を紹介される美智子皇后陛下(2018年5月) 日本赤十字社提供

 雅子妃殿下のご体調は、近年、劇的に回復している。背景には着実に準備されてきたご努力と、皇后になられることへのご覚悟があるという。ジャーナリスト・友納尚子氏がレポートする。

 * * *
 5月に皇后陛下になられる雅子妃殿下。ご療養が16年に及び、現在も続いていることから、果たして皇后として務められるのか、という疑問の声がないわけではない。

 しかし、そんな心ない言葉を払拭するように、雅子妃のご回復は3年前から大きく上向かれている。

 2016年夏に天皇陛下の生前退位のご意向が発表されてから、美智子皇后陛下の最後のお務めにどうしてもご一緒したいと雅子妃は願っていたと聞く。その思いが、ご回復を促したのだろう。

 昨年5月の日本赤十字社の全国大会もその一つで、名誉総裁を務められている皇后の最後のご臨席だった。雅子妃は実に15年ぶりにご出席されたのだった。そして、一つのドラマが見られた。

 皇后が式典の最後に挨拶を終えられると、後ろで待機されていた雅子妃に向かって声をかけられた。はにかみながら笑顔で応えた雅子妃は前に出て、次期名誉総裁となる紹介を受けられた。会場は、割れんばかりの拍手で溢れていた。

 雅子妃にとって、両陛下の存在は大きい。昨年12月の55歳の誕生日に際して発表された文書には、両陛下への思いが記されていた。

関連記事

トピックス

和田アキ子「お見舞い拒否」でも病室に招き入れた藤原達也 “元ワル”で“ギャンブル好き”な共通点
和田アキ子「お見舞い拒否」でも病室に招き入れた藤原達也 “元ワル”で“ギャンブル好き”な共通点
女性セブン
(時事通信フォト)
HIRO社長カムバックのLDH、新任「社外取締役」「監査役」もスゴかった
NEWSポストセブン
別居と離婚を認めた降谷建志とMEGUMI
《MEGUMIと立場逆転》不倫騒動で株を下げた降谷隆志 学ぶべきだった父・古谷一行さんの対応
NEWSポストセブン
KEIKOが公開した「アーティスト写真」
【12年ぶり素顔公開】globeのKEIKO、マスク外して完全復活へ 「生配信」にも出演
NEWSポストセブン
佳子さまの髪形やファッションを参考にされていたことも(9月、栃木県那須町。写真/JMPA)
「佳子さまに揺るぎない信頼」の愛子さま 雅子さまは何を思う…“思想”から影響を受ける可能性への憂慮
女性セブン
“立ちんぼ”
「手錠が痛かった」歌舞伎町の大久保公園で覆面警察に逮捕されたアイドル似“交縁少女”の告白【前編】
NEWSポストセブン
6日間にわたるベトナムへの公式訪問をされた秋篠宮ご夫妻(9月23日撮影、EPA=時事)
【ガーリーな姫ファッション】紀子さまベトナム訪問のお召し物に見る美智子さまとの共通点
NEWSポストセブン
フレンチフライ(フライドポテト)専門店にいたのは松嶋菜々子と反町隆史(49才)夫妻だった。
【全文公開】松嶋菜々子、復活『GTO』で夫・反町隆史と共演 なぜいま夫婦共演が“解禁”となったのか?
女性セブン
木村拓哉
【全文公開】木村拓哉、「事務所を立て直す」の強い思いで積極的に“全方位外交” 因縁を越えてDA PUMPのライブも訪問
女性セブン
紀子さま(9月24日撮影、EPA=時事)
【宮内庁騒然】紀子さまが「美智子さまを“皇后”」「ベトナム訪問を“旅行”」と表現されて
NEWSポストセブン
10月には32才となる眞子さんと、小室氏
小室圭さん、セレブ人脈を期待され重要任務に引っぱりだこ 「表舞台から離れたい」眞子さんの希望は遠のくばかり
女性セブン
羽生結弦(AFP=時事)と末延さん
羽生結弦結婚で「地元の人達は知っていた」相手の素性がなかなか広がらなかった理由
NEWSポストセブン