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天皇陛下の退位後の生活はどうなるか――住まい、旅行、警備

私的旅行で訪れたわたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車から手を振られる両陛下(2014年5月) 時事通信社

「天皇としての旅」(2018年の誕生日に際しての記者会見でのお言葉より)を終え、5月1日より上皇となられた後はどんな暮らしをなさるのか。皇室ジャーナリストの山下晋司氏が解説する。

 * * *
 2019年(平成31年)4月30日をもって今上陛下(以下=陛下)は退位され、平成という時代は幕を閉じます。崩御以外での御代替わりは約200年ぶりで前例がない部分も多く、国民にも初めてのことですし、退位後、上皇・上皇后となられる両陛下はどのような生活をされるのか気になるところです。

 生活環境の大きな違いはお住まいでしょうか。ご退位後、皇居・御所から仮住まいとなる高輪皇族邸(旧高松宮邸)に引っ越されます。その後、2020年度中には両陛下が1960年(昭和35年)から1993年(平成5年)までお住まいになっていた今の東宮御所に引っ越され、建物は「仙洞(せんとう)御所」と改称されます。

 公務はなさらず、基本的に私的なご活動だけになります。美術展や音楽会に出かけ、私的なご旅行などもされるでしょう。陛下は魚類学者、皇后陛下は音楽家や作家としてのお顔もお持ちですから、これまでより多くの時間をその研究や活動にあてられるでしょう。葉山をはじめ那須や須崎の御用邸などに長期間、滞在されるのもいいのではないでしょうか。

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