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【定点空撮】新国立競技場 完成まであと8か月

新国立競技場完成まであと8か月

 荒天の東京マラソンも終わり、2020年東京五輪の開幕まで500日を切った。3月に入ってフィールド工事が始まり、真上から俯瞰すると、迫力ある全体像が浮かび上がる(3月11日撮影)。

 建築アナリストの森山高至氏が解説する。

「屋根工事は左手前(北西側)を残してほぼ終了。先月まで稼働していた大型クレーンが完全に姿を消しました。屋根の間から長方形のフィールドと、それを取り囲む楕円形のトラックが確認できます。

 今後フィールドは天然芝で覆われますが、現在は地下工事を行なっているところです。芝の育成のため、フィールド下部には全長約25kmの配管を整備。夏は冷水、冬は温水を流して地中温度を管理します。

 競技場の南西側は、テレビ中継車両の駐車スペースです。歩行者デッキより一段低くなっていて、外苑西通りに接しています」

 工事は山場を越え、内外装や周辺の緑地整備などに重点が移っていく。テレビ中継車両用駐車場は、五輪終了後、緑豊かな公園に生まれ変わる予定。

撮影■小倉雄一郎

※週刊ポスト2019年3月29日号

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