平成の「大当たり売り場」10
◆ツキを呼ぶ「大黒様」
平成14年(2002年)に開店した福島県いわき市の平一町目宝くじセンター。その年の年末ジャンボで2等1億円が出ると、3年連続で億当たり。平成28年(2016年)の年末は1等前後賞合わせて10億円を出した。宝くじ責任者の橋本秀子さんはこういう。
「売り場の真西の方角に、大黒様が鎮座されています。いわき市平菅波の延喜式内社大國魂神社より分霊し、現在の場所に祀られたもので、大変ご利益があるそうです。皆さん、買った後に宝くじを大黒様にスリスリされたりして当せん祈願をされます」
◆平成の“億当たり”は圧巻の498人
山ちゃんが“日本一の売り場”と推す西銀座CC。昭和35年(1960年)に「日劇前宝くじCC」として開店し、平成の世でも億万長者を出し続けた。売り場責任者の江口英敏部長がいう。
「過去に出たジャンボの1億円以上の当せん者(2等、前後賞を含む)は498人。3大ジャンボは発売前に店員全員で浜松町の芝大神宮に高額当せん祈願をして、いただいたお札をジャンボの時だけ出す招き猫と一緒にお祀りしています」
◆累計90億円超! 幸運を呼ぶ“億太鼓”
北関東を代表する売り場が大宮西口DOM(ドン)CCだ。高橋克彦店長はこう胸を張る。
「1億円以上が当たったのは54人で、総計90億9000万円です。ジャンボ発売期間には“ドンドン当たる億太鼓”を置いて、お客様が“ドンドン”と叩いて当せん祈願をされます。幸運を招く黄金色の猫(タマちゃん)を置くようになってから、億当たりが激増しましたね。遠くからの旅行者や出張族にも立ち寄っていただいています」