ライフ

50代美女「私が30年間、美容整形を続ける理由」

約30年間、理想の強い女性を目指して美容整形を続けている

約30年間、理想の強い女性を目指して美容整形を続けている

 有村架純の姉、有村藍里が美容整形を受ける様子をドキュメンタリー番組で公開し、『しくじり先生』に出演した水沢アリーは「数え切れないくらいプチ整形を繰り返した」と告白。ジャガー横田も幹細胞治療で若返りを宣言するなど、有名人が整形をオープンにする動きが相次いでいる。有名人でなくとも整形をする人は増えていると言われる。二度の結婚と離婚を乗り越えたアラフィフ美女が語る三十年超にわたる美容整形と人生について、ライターの服部直美氏がレポートする。

 * * *
 SNSで「うにこ」と名乗る目の前に座る美女は、ほぼすっぴんで待ち合わせ場所にやってきた。しみひとつ無い白い肌の彼女が、実はアラフィフだと言っても驚く人がほとんどだろう。四十歳だと言われても「お若いですね」という返事を返したくなるような雰囲気だ。そんな彼女の美容整形歴は長い。その始まりとして、今から約三十年前、18歳の若さで一回り年上の男性と結婚したことから語り始めた。

「きっかけは最初の離婚。夫がすごい男尊女卑で。結婚後、拒食症になって29キロまで体重が落ちました。頬がこけて酷い顔になって。男にやられて凹んでいる自分が嫌、何もかも嫌になって。強い自分になりたい、別人になりたかった」

 新婚当初は優しかった夫だが、次第に「女の立場は低い」と当たり前のように妻を侮辱する言葉を投げつけるようになった。まだ十代だった彼女は、初めて体験する自分を否定するばかりの言動に憤りを感じても、何も言い返せないでいた。

「父も母も仕事を持ち、対等に意見を言って話し合う夫婦でした。世の中の家族はどこもそうだと思っていたから、夫に押さえつけられ、罵られるのが普通だという生活は耐えられなかった。なぜ、そんなことを言われるのか理解できなかったし、どうしたらよいのかわかりませんでした」

 今でいえばモラハラと呼ばれる類いの虐待を繰り返す夫により、精神的に追い詰められる生活が続いた。そして、だんだんとDVっぽくなった夫との生活で痩せていき、「別人になりたい」と考えるようになった。自分の見た目を、「弱そうに見える」顔を変えたい気持ちがつのっていった。

「結婚前からもともと自分の顔が好きじゃなかった。本当の私は気が強いのに、おとなしそうに見えるのか、見知らぬ男性に後をつけられたり、ストーカーされることがたびたびありました。電車通学をしていた高校時代には、痴漢がイヤで3回も路線を変えたのに、3回とも痴漢にあったんです」

 思春期から繰り返し理不尽な被害に何度も遭ううちに、自分の何が悪いのだろうという悩みを常に抱えるようになった。DVやストーカーの被害者は、本来は加害者に責任があるから加害者を責めればよいのに、自分が変わればよいのだと考えがちだ。彼女も似たような思考をたどった末、約3年で破綻した最初の結婚生活を経て、自分の顔を変えて別人になることを真剣に考えるようになった。

「このままの顔は嫌。失礼なことをしたら殴られるかもしれないと相手に思わせるくらいの、強い顔がいい。男につけこまれて、セクハラやモラハラにあっても言い返せる自分になりたい。でも、鏡の中に映る自分のしょぼい顔を見ると自信がなくて……。誰が相手でも強い発言をしている女性のようになりたいって思ったの」

関連記事

トピックス

水原一平の父が大谷への本音を告白した
《独占スクープ》水原一平被告の父が告白!“大谷翔平への本音”と“息子の素顔”「1人でなんかできるわけないじゃん」
NEWSポストセブン
「オウルxyz」の元代表・牧野正幸容疑者(43)。少女に対しわいせつ行為を繰り返していたという(知人提供)
《少女へのわいせつで逮捕》トー横キッズ支援の「オウルxyz」牧野正幸容疑者(43)が見せていた“女子高生配信者推し”の素顔
NEWSポストセブン
“原宿系デコラファッション”に身を包むのは小学6年生の“いちか”さん(12)
《ド派手ファッションで小学校に通う12歳女児》メッシュにネイルとピアスでメイク2時間「先生から呼び出し」に父親が直談判した理由、『家、ついて行ってイイですか?』出演で騒然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告と、事件があったホテルの202号室
「ひどいな…」田村瑠奈被告と被害者男性との“初夜”後、母・浩子被告が抱いた「複雑な心中」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
注目を集めている日曜劇場『御上先生』(TBS系)に主演する松坂桃李
視聴率好調の『御上先生』、ロケ地は「東大合格者数全国2位」の超進学校 松坂桃李はエキストラとして参加する生徒たちに勉強法や志望校について質問、役作りの参考に
女性セブン
ミス京大グランプリを獲得した一条美輝さん(Instagramより)
《“ミス京大”初開催で騒動》「(自作自演は)絶対にありません」初代グランプリを獲得した医学部医学科1年生の一条美輝さん(19)が語る“出場経緯”と京大の「公式回答」
NEWSポストセブン
コンビニを兼ねているアメリカのガソリンスタンド(「地獄海外難民」氏のXより)
《アメリカ移住のリアル》借金450万円でも家賃28万円の家から引っ越せない“世知辛い事情”隣町は安いが「車上荒らし、ドラッグ、強盗…」危険がいっぱい
NEWSポストセブン
『裸ダンボール企画』を敢行した韓国のインフルエンサーが問題に(YouTubeより)
《過激化する性コンテンツ》道ゆく人に「触って」と…“裸ダンボール”企画で韓国美女インフルエンサーに有罪判決「表面に出ていなくても妄想を膨らませる」
NEWSポストセブン
裁判が開かれた大阪地裁(時事通信フォト)
《大阪・女児10人性的暴行》玄関から押し入り「泣いたら殺す」柳本智也被告が抱えていた「ストレスと認知の歪み」 本人は「無期懲役すら軽いと思われて当然」と懺悔
NEWSポストセブン
悠仁さまご自身は、ひとり暮らしに前向きだという。(2024年9月、東京・千代田区、JMPA)
《悠仁さま、4月から筑波大学へ進学》“毎日の車通学はさすがに無理がある”前例なき警備への負担が問題視 完成間近の新学生寮で「六畳一間の共同生活」プランが浮上
女性セブン
浩子被告の主張は
《6分52秒の戦慄動画》「摘出した眼を手のひらに乗せたり、いじったり」田村瑠奈被告がスプーンで被害者男性の眼球を…明かされた損壊の詳細【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
ビアンカ
《カニエ・ウェスト離婚報道》グラミー賞で超過激な“透けドレス”騒動から急展開「17歳年下妻は7億円受け取りに合意」
NEWSポストセブン