【第7位】りんご:16点
「腸内環境が整う食物繊維を豊富に含むだけでなく、クエン酸やりんご酸の作用によって、胃腸の働きをよくしたり、疲労の原因である乳酸が減少し、疲労回復にも効果的です」(齊藤さん)
「皮の部分に多く含まれるペクチンには、便秘の時は便を軟らかくして排便を促し、下痢の時は腸壁に膜を張り腸内を保護する作用があります。なるべく皮ごと食べましょう」(堀さん)
「食物繊維やポリフェノールも皮に多いため、皮ごと食べられる無農薬のものを選びましょう」(星子さん)
【第8位】玄米:15点
「食物繊維の含有量は白米と比べて5倍。胃腸力を高めたいならば主食はぜひ玄米に。生活習慣病を予防してくれるフィチン酸やGABAも豊富です」(上村さん)
「とにかく栄養素が多く、よく噛まないと逆に胃に負担をかけてしまうため要注意。おかゆにして食べれば、負担なく消化することができるため、おすすめです」(堀江さん)
【第9位】長いも:10点
「でんぷん分解酵素であるジアスターゼが胃腸の働きを整えて消化を促進し、栄養素の吸収率を高めます。ヌメリ成分のムチンにも胃の粘膜を保護する効果が」(金子さん)
「ジアスターゼは熱に弱いため、そのまま食べるかすりおろして生で食べることをすすめます」(浜本さん)
【第9位】オクラ:10点
「オクラの粘りには水溶性食物繊維が豊富で、大腸まで届き腸内細菌の餌となり活性化させます」(沢井さん)
「ネバネバ成分であるムチンは、たんぱく質と糖質が結合してできた物質。胃や腸の粘膜を保護し、異物の侵入を防いでくれるうえ、吸収した栄養素の消化を促し、便秘予防や解消効果もあります」(工藤さん)
【第11位】キウイ:9点
「アクチニジンという酵素には、肉類などたんぱく質の消化を促す効果が。肉料理の下処理として漬け込んでおくと、胃もたれなどを防ぐことができます。ゴールドキウイよりも、グリーンキウイの方がアクチニジンは多く含まれています」(伊達さん)
「胃腸力を低下させるストレスに対抗するビタミンCが豊富です。ペクチンと呼ばれる善玉菌を増やす食物繊維の一種も豊富位に含まれ、腸内環境も整えてくれます」(菊池さん)
【第11位】ごぼう:9点
「ごぼうの食物繊維は、水溶性と不溶性のどちらもバランスよく含有しています」(小野さん)
【第13位】ブロッコリー:8点
「スルフォラファンという成分は、胃炎や胃がんの原因となるピロリ菌の活性を抑え込んでくれます」(工藤さん)
「胃の粘膜を強くするビタミンAと免疫力を高めるビタミンCも豊富。少し油があった方がうまく吸収されるため、ドレッシングなどやや油っけのあるものと一緒に食べることをおすすめします」(浜本さん)