ただし秋津医師が「より効果的な薬」として処方するのは「クレストール」だ。
「肝臓でコレステロールの生成を抑える『スタチン』というタイプの薬で、『EPA製剤』と比べてコレステロール値や中性脂肪を下げる効果が格段に高い。
副作用として、骨格筋の細胞が壊死する『横紋筋融解症』が指摘されますが、発症率は0.1%未満と低い。副作用リスクを気にしすぎるより、動脈硬化の進行を抑えて心筋梗塞や脳梗塞の発症を防ぐほうが有益だと考えています。これらのリスクが高い60歳以上に処方する機会が多いです」
※週刊ポスト2019年6月7日号