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2019.06.03 16:00  女性セブン

LEDライトとサーキュレーターを一つにした照明、誕生秘話

ドウシシャの『サーキュライト ソケットモデル』

 ユニークな商品を生み出すドウシシャから、LEDライトとサーキュレーターをひとつにした照明が誕生した。サーキュレーターで室内の空気を循環させ、湿気の嫌なジメジメ感を解消してくれるこの商品が開発された背景に迫る!

 4月に発売された『サーキュライト ソケットモデル』(オープン価格 実勢価格約8000円)は、サーキュレーターとシーリングライトが一体化した送風機能付きの照明だ。この形に至るまでには前段がある。

 照明開発を担当したドウシシャの伊藤誠さんは、LED照明の次なる商品を模索していた。伊藤さんが目指したのは、照明と扇風機が一体化した“シーリングファン”だ。従来のシーリングファンは大きな羽根の下に照明を搭載していたため、低い天井に取り付けると圧迫感があった。重さもかさみ、明かりについて不満を感じる人も多かった。

 そこで、伊藤さんは、中央部にサーキュレーターを据え、その周りにLEDシーリングライトを搭載した。その厚さはわずか160mm。

すっきりした見た目の新しいデザインも採り入れた。こうして商品化されたのが『シーリングサーキュレーター』(昨年3月発売)だ。ほかにないユニークさもあって、発売後は数多くのメディアに取り上げられ、ユーザーからも好評を博した。

 たしかな手応えを感じた同社は、このスタイルを生活の中にもっと手軽に取り入れることができないか、と考えた。そこから『サーキュライト ソケットモデル』の開発がスタートした。

 一般家庭で照明を設置する際は、リビングや寝室にある「引掛シーリング」や、「電球ソケット」に器具を取り付けることが多い。同社が着眼したのが「電球ソケット」だ。手軽に電源をとれる電球ソケットならば設置も簡単で、いろいろな使い方ができるのでは、と考えたのだ。

 そこで、本体を180mm径の小型ボディーにし、LED照明と小型ファンを内蔵した。また、ファンの回転数を増やし、短時間で空気を循環できるようにした。電球ソケットが設置されているのはトイレや洗面所といった狭小空間が多く、そこでの照明利用時間はリビングや寝室に比べるとかなり短いことを考慮してのことだ。

 さらに、開発当初、ボタンは本体側面にあったが、女性ではそこまで手が届きにくいため、リモコンを付属し、手元で操作できるようにした。

「社内では照明と風の開発チームは独立しているので、交流がありませんでした。照明に対するノウハウはありましたが、私は風に関しては専門外なので、風の開発チームに風量や風の広がり方などを教えてもらい、調節をしていきました」と、伊藤さんは話す。

 これから季節は梅雨。湿気が気になるという人も多いだろう。特に、トイレや洗面所は天井に湿気がたまりやすい。そんな嫌なジメジメ感をも解消してくれる『サーキュライト ソケットモデル』があれば、快適に過ごせるだろう。

※女性セブン2019年6月13日号

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