カラテカ入江慎也が経営する株式会社イリエコネクションHPより

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 かつて、複数の演歌歌手が暴力団の会合に出演し、NHK紅白歌合戦への出場を取り消されるという事件もあったが、やはり芸能界と反社勢力は切っても切れない関係、ということなのか。にしても、いくら表向きは「普通の会社」の会合を取り繕っていようとも、相手がどういうスジの人間かは理解できないのか? 前述のクラブイベント主催者は次のように断言する。

「会合の参加者を見れば、一発でわかるはずなんですけどね。金(ギャラ)だって受け取らないはずがない。受け取ってないとすると、それは闇営業ですらなく、本当に知人関係があったと認めているようなもの。ノーギャラだったというのは、どうしても説明がつかないでしょうね。金がもらえるから行っただけ。取り分は1本(100万円)とか言われていますが、忘年会新年会であれば、それくらいは支払われます」

 暴力団が社会から締め出され、芸能人らにも「コンプライアンス」にまつわる厳しい監視の目が光る昨今。テレビで冠番組まで持つような中堅以上の芸人たちが、いくら高額謝礼をもらえるからといえ、反社勢力と関わりを持つとはなかなか考えにくいが…。

「飯を食わせてもらい、酒も飲ませてもらい、小遣いまでくれる。こんな親分肌の人間を前にすると、別に金には困っていなくとも、大抵の人間は尻尾を振ってしまう。極端な場合は、売れない芸人の中には“親分”を紹介しあったり、取り合ったりでいざこざを起こす奴もいるほどです。こうして若いうちに培った“関係”は、売れ始めてからも解消はされないどころか、今度は親から子への”要求”が始まるのです。イベントに来い、事業のPRをしろ…親に逆らえるわけがありません。すでに女や薬系のネタを親に握られている場合もあり、まんまと裏社会に取り込まれていたことに後から気がつくのです」(都内の芸能事務所社員)

 なぜあの人が、そんな割に合わない付き合いをしているのか。芸能人と反社会勢力とのつきあいは、いったん結んでしまったが最後、成功をおさめても縁切りできないものらしい。そこには、かつてと違って現在は、芸人だけではなくモデルやタレントなど“芸能人”の数が増え続けたため、たとえ仕事があったとしても割り振られる「ギャラ」が減ったことも影響しているという。売れない「有名人」が増え続けることで、こうした問題は今後も増えていくのではないかと関係者は危惧している。

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