【注意点(1)手術前に「別の歯科医」の話も聞く】
手術を決める前に、まずセカンドオピニオンやサードオピニオンを受けて、慎重に検討する。インプラントは一刻を争う治療ではない。手術を急かすようなことがあれば、罠と疑うべき。
【注意点(2)治療期間が短いとリスクは大きくなる】
“インプラント手術後、すぐに人工歯を装着可能”とアピールするクリニックが増えている。表面加工を施したインプラント(人工歯根)は、早く顎の骨と結合するようになった。
ただし、このタイプは感染を起こしてインプラント周囲炎になるリスクもある。最悪の場合、インプラントは撤去となるので、短い治療期間が本当にメリットなのか、考える必要がある。
【注意点(3)手術前の「患者の努力」も必要】
口腔内の状態を改善してから手術を行なうことも重要。日常の歯磨きを見直し、歯周病の最大のリスクである喫煙を止めるなど、患者自身の努力も必要となる。
これを怠ると、手術が無駄になる場合もある。