ライフ

歯を失う原因1位の歯周病 残せるかの「分岐点」とは

歯周病は歯を失う原因となる

 歯周病は多くの日本人がかかっている病気だが、「歯を失わない」ためには、十分なケアが必要だ。『やってはいけない歯科治療』著者の岩澤倫彦氏が、歯周病に関する注意点をリポートする。

 * * *
 歯を失う原因1位の歯周病。基本的な治療法は、歯の表面に張り付いた細菌の固まり=バイオフィルム(プラーク)の除去だ。

 しかし、不適切な治療や、間違った情報に翻弄されて歯を失う人が後を絶たない。歯周病治療の第一人者、弘岡秀明氏(スウェーデンデンタルセンター院長)に、その進行状況に応じた注意点を解説してもらった。

●STAGE1 早期の歯周病(歯肉の炎症)
症状:歯肉から時々出血、痛みはない(歯周ポケットの深さ3ミリ以内)

 自覚症状がほとんどないので、定期的に歯科医院に通院していないと発見できない。この段階は、正しい口腔ケアだけで治る。

●STAGE2 軽度の歯周病
症状:頻繁に歯肉から出血、歯を支える骨が溶け始める(歯周ポケットの深さ4~5ミリ)

 日々のブラッシングで、いつも出血するなら、軽度の歯周病を疑う。歯肉縁下(ポケット内)のバイオフィルム除去を歯科医院で受けるだけでなく、患者自身が正しい口腔ケアを身につけることが必要。

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト