●STAGE3 中程度の歯周病
症状:歯が揺れる、頻繁に歯肉から出血、膿、硫黄のような口臭(歯周ポケットの深さ5~6ミリ)
この段階が歯周病治療の分岐点。ここで正しい治療とセルフケアを行なえば、長期に歯を残すことも可能だ。
再生療法は一定の効果が見込めるが、適応が限定されており、すべてのケースで使えるわけではない。
●STAGE4 重度の歯周病
症状:歯が大きく揺れる、物が噛めない、膿が常に出ている、歯肉がブヨブヨ。心臓や糖尿病など全身に影響(歯周ポケットの深さ7ミリ以上)
歯が大きく揺れ、膿が出るなどの自覚症状が現われるが、この段階で治療を開始しても、元には戻らない。
歯周病の治療だけでなく、歯列矯正や歯の動揺を止める処置なども必要。
歯周病や、やむなく抜歯をしたあとの治療については、早い段階で手を打ち、日常のケアを改めたほうが、費用は小さく、期間も短くて済む。
※週刊ポスト2019年6月28日号