式典などでは長時間立ちっぱなしということもある。そのため、上皇は特に「足腰の強さ」にこだわった。
「上皇ご夫妻のアイデアで、天皇陛下の遊び部屋に、角材の“平均台”が設置されました。バランス感覚を養うためのもので、陛下は遊び感覚でその上を行ったり来たりしたそうです。それをマスターすると、今度は庭に松の丸太が5本ほど積み上げられた。その上を歩いたり、昇ったり降りたりすることで足腰が鍛えられた」(同前)
皇族はウインタースポーツとの関わりが深い。天皇ご一家や秋篠宮皇嗣ご一家は、家族でのスキー旅行が恒例だが、それにも足腰の鍛錬という意味合いがあるようだ。
※週刊ポスト2019年7月5日号