国内

東京近郊で「選挙割」をフル活用するコースを考えてみた

「選挙割」を実施する店が増えている

 納税者として大人として、選挙で一票を投じることには大きな意味がある。それだけでなく、最近は店頭で「選挙割」なるサービスを受け「一票の重み」を感じることも可能だ。コラムニストの石原壮一郎氏がガイドする。

 * * *
 7月21日は参院選挙の投票日。今回改選される124議席を争って、370人が立候補しています。誰しも世の中や政治にそれぞれ文句はあるでしょうけど、まずは投票に行かないと始まりません。「どうせ変わらない」と選挙を棄権しておきながら、したり顔で文句や批判ばっかり言っているのは、けっこうカッコ悪い姿勢です。

 ただ、いろんな人が口を酸っぱくして「選挙に行こう」と言っているのに、投票率の低下傾向は止まりません。衆院選も参院選も、昭和の頃は70%超えも珍しくなかったのに、最近では50%をキープするのが精いっぱい。とくに、まだまだ先が長い若者の投票率と関心の低さが問題視されています。

 さすがにどうにかしないとということで、最近増えてきているのが飲食店や小売店の「選挙割」。投票所でもらえる「投票済証」を見せると、割引などのサービスが受けられるというものです。

 2016年参院選、2017年衆院選に続いて、3回目の「選挙割」を実施するのは、ラーメンチェーン店の「一風堂」。7月21日~31日の期間中に、国内の「一風堂」「SHIROMARU BASE」全店で、参院選の投票済証を見せると「替玉一玉」か「半熟塩玉子一個」のいずれかが無料サービスになります。嬉しいことに何度利用してもOKだとか。

一風堂も選挙割で替玉一玉か半熟塩玉子一個が無料に

「一票の重み」は、投票しただけでは今ひとつピンと来ません。いろんな店の「選挙割」でたくさんのサービスを受ければ、「ああ、自分は選挙に行ったんだ」「ああ、選挙に行ってよかった」と実感できるはず。次も必ず行こうという決意も固まります。選挙割をフルに活用することは、有権者としての自覚を深める大人のたしなみと言えるでしょう。

 ためしに、東京近郊で「選挙割」をフル活用するモデルコースを考えてみました。

 とりあえず「一風堂」でラーメンを食べたあとは、東京・谷中の「ひるねこBOOKS」に行って「店の外にある均一棚(50円~300円)から、お好きな古本を1冊プレゼント」のサービスを受けます。すでに始まっていて7月28日まで(20~23日は休業)。返す刀で中野ブロードウェイの「ブックス・ロンド社」に行くと、100円の本が無料でもらえます。買った額に応じた割引サービスも見逃せません。こちらも28日まで。

関連記事

トピックス

記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国分太一コンプラ違反で解散のTOKIO》山田美保子さんが31年間の活動を振り返る「語り尽くせぬ思い出と感謝がありました」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン