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工作、天文、自然… 自由研究のヒントをくれるイベント3つ

はまぎん こども宇宙科学館では、通称“ニュートンのゆりかご”といわれる装置を作り、振り子の実験も楽しめる(撮影/浅野剛)

 夏休みの宿題の中で自由研究の特徴は、何を学んでもいいという“自由さ”にある。しかしそれがネックになるという親子は多い。何をしたらいいのか迷うからだ。

「自由研究で求められることとは、課題を見つけ、疑問を設定し、仲間(親子)と協力して解決する力です」

 こう話すのは帝京平成大学現代ライフ学部児童学科講師の鈴木邦明さんだ。どうしてもテーマが決まらない場合は、理科や社会の教科書を見直すのもおすすめ。

「研究内容をまとめる際、模造紙に直に書きがちですが、これは失敗しやすい。まずは小さな紙に下絵を作成し、マス目入りの方眼模造紙に写すと、わかりやすく、キレイに仕上げられますよ」(鈴木さん)

 そこで、自由研究のヒントとなるようなイベントを3つ紹介しよう。

■はまぎん こども宇宙科学館(神奈川県)
『夏休み特別企画「自由研究ラボ」』

 宇宙船をイメージした館内で、楽しく遊びながら宇宙や科学の不思議が学べる体験型科学館。ここでは、夏休み恒例イベントとして「自由研究ラボ」を開催している。毎年多彩な科学実験や工作教室を実施しており、“自由研究の駆け込み寺“的な場所となっている。

 今年も9月1日まで、自由研究のヒントになるイベントを多数用意。期間中毎日行われているサイエンス・ショウ「とべ☆ロケット!!」やミニ実験「いろんな シャボンまく」をはじめ、ガラクタ工作教室「はやぶさ2」、科学工作教室「コインが消える貯金箱」など、当日参加できる教室もあるので、気軽に参加できるのも魅力だ。ただし、イベントによって日時や料金が異なるので、事前に確認してから行こう。

・住所:神奈川県横浜市磯子区洋光台5-2-1
・料金:大人400円、小・中学生200円
・定休日:なし

■つま恋リゾート彩の郷(静岡県)
『夏休み体験教室』

 ホテルや温泉、スポーツ施設などを兼ね備えたリゾート施設で、自由研究に役立つさまざまなイベントを実施している。例えば、自然の不思議を解いて認定証がもらえる「早朝自然探検隊」(700円・要予約)や、ビーチフォトスタンド作りなどが楽しめる「クラフト工房」(500円~・予約不要)、星の観察ができる「星空観察」(無料・予約不要)などだ。家族旅行をしつつ自由研究もできて一石二鳥!

・住所:静岡県掛川市満水2000
・料金:イベントによる
・定休日:なし ※開催日は要現地確認

■三菱みなとみらい技術館(神奈川県)
『自由研究大集合!!』

 陸・海・空・宇宙をテーマに、遊んで学べる体験型ミュージアム。ここでは、自由研究に役立つ学習体験プログラムが多数用意されている。例えば、8月11日は天文解説者・大川拓也さんが星や宇宙の楽しみ方をわかりやすく教えてくれる「おおかわさんと楽しむ星空と宇宙 こども宇宙科学スクール」(無料)が、14日にはゲームで算数が学べる「算数ゲームワークショップ」(300円)などが開催される。ほかにも実験や工作教室も豊富なので要チェックだ。

・住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3-1
・料金:大人500円、中・高校生300円、小学生200円
・定休日:火曜(8月13日は特別開館)

※女性セブン2019年8月22・29日号

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