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2019.08.22 07:00  週刊ポスト

夏休みの自由研究に塾が「対策講座」を開設する背景

毎日観察するなんてやってられない?

 小学生の夏休みの宿題のなかでも、最も手間がかかる自由研究。昭和世代の大人は、アリの巣を作ったり、アサガオの観察日記をつけたり、電池とモーター、豆電球などを使った工作をしたりと、苦心した記憶が思い起こされるが、今やそうした場面はまったく様変わりしている。都内在住の60代男性はこう話す。

「息子が小学生だった時は、8月下旬を迎えた頃に“何もできていない”という話になり、一家総出で手伝ったものでした。一度、ほとんど妻が描いた絵が校内で金賞を獲ってしまい、罪悪感に苛まれたこともありましたが、今はどうしているのか息子に聞いてみたら“塾に行かせれば何をやるか教えてもらえるんだよ”と話していました。息子家族は共働きで自由研究を見る余裕がないとはいえ、時代も変わりましたね」

 塾が「自由研究対策講座」を開設しているケースは珍しくない。

 関東を中心に展開する個別指導塾『TOMAS』では、『夏休み自由研究テクニック講座』を展開している。今年のテーマは「洗濯」で、「身近なモノで洗濯機を作る」「洗剤のヒミツを探る」という2つの課題に取り組む。

 1回80分の講座の参加費は無料(要予約)で、これまでに7000人の子供が参加したことが公表されている。塾としても中学受験、高校受験の生徒確保のための機会ととらえているようだ。

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