一方であからさまに冷遇されているのが、ストライキに参加しなかった局員たちです。看板番組のアナウンサーや記者が、電話もインターネットもない倉庫に机だけ置かれて、そこで仕事も与えられずに待機させられている。そんな実態を元MBC局員がSNSで写真付きで公開し、大きな問題になりました。

◆干された識者はYouTubeへ

 文政権の誕生以降、それまでテレビに出ていた保守系の大学教授や経済学者、コメンテーター、アナウンサーたちはことごとく出番を奪われました。

 朴政権寄りだったMBCの女性アナウンサー、ペ・ヒョンジンさんは、政界転身して野党の自由韓国党に入党し、文政権批判に力を入れていますが、彼女のように再び表舞台に立てる人ばかりではない。

 テレビから消えた人たちが今どうしているのかといえば、多くは動画サイト『YouTube』に主戦場を移しています。

 現在、韓国のYouTubeでは保守派(反文政権)が優勢です。ユーチューバーのチャンネル登録数上位10人のうち、6~7割は保守系言論人で、前政権時代によくテレビに出ていた識者が、自分のYouTubeチャンネルで猛列な文政権批判を繰り広げている。

 例えば朴槿恵政権時代にMBCの討論番組に定期的に出演していた韓国経済新聞前主筆のチョン・キュジェ氏は、現在、YouTubeで政権批判に熱を上げ、1回の動画をアップすれば20万回近い再生回数を誇ります。

関連記事

トピックス

TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主演の中井貴一と小泉今日子
今春最大の話題作『最後から二番目の恋』最終話で見届けたい3つの着地点 “続・続・続編”の可能性は? 
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一
《どうなる“新宿DASH”》「春先から見かけない」「撮影の頻度が激減して…」国分太一の名物コーナーのロケ現場に起きていた“異変”【鉄腕DASHを降板】
NEWSポストセブン
日本のエースとして君臨した“マエケン”こと前田健太投手(本人のインスタグラムより)
《途絶えたSNS更新》前田健太投手、元女子アナ妻が緊急渡米の目的「カラオケやラーメン…日本での生活を満喫」から一転 32枚の大量写真に込められた意味
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
中世史研究者の本郷恵子氏(本人提供)
【「愛子天皇」の誕生を願う有識者が提言】中世史研究者・本郷恵子氏「旧皇族男子の養子案は女性皇族の“使い捨て”につながる」
週刊ポスト
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
《セクハラに該当する行為》TOKIO・国分太一、元テレビ局員の年下妻への“裏切り”「調子に乗るなと言ってくれる」存在
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一
「給料もらっているんだからさ〜」国分太一、若手スタッフが気遣った“良かれと思って”発言 副社長としては「即レス・フッ軽」で業界関係者から高評価
NEWSポストセブン
ブラジル訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《クッキーにケーキ、ゼリー菓子を…》佳子さま、ブラジル国内線のエコノミー席に居合わせた乗客が明かした機内での様子
NEWSポストセブン