ライフ

「2階建て」「700系」「E2系」 定年が近づく新幹線車両たち

「Max」として知られる上越新幹線 E4系

 技術立国ニッポンが世界に誇る鉄道の一つに新幹線があるが、様々な理由により、いくつかのタイプには引退時期が迫っている。お別れの時が近づく3つの車両を紹介しよう。(データは1=鉄道会社 2=路線名 3=区間 4=登場年 5=引退予定日 6=特徴)

【上越新幹線 E4系(2階建て・Maxとき、Maxたにがわ用)】
(1)JR東日本
(2)上越新幹線
(3)東京⇔新潟
(4)1997年
(5)2020年度末までに
(6)2階建てが特徴。通勤需要にも応えるため、輸送力を上げられる2階建てを採用。この引退で2階建て新幹線は姿を消す。2階の席は窓が高く、通常の新幹線と違い防音壁よりも目線が高くなるため車窓の景色を楽しむことができる。2階建てで車高が高く安定性が低いことから速度は遅め。2011年5月からMax限定で掲示されている広告 「東京新潟物語」が名物。シリーズ化されたこの広告は春夏秋冬でフレーズを変えながら8年間にわたりMaxの車内に貼り出されてきた。スポンサーは長岡市の老舗の酒蔵「吉乃川」。

上越新幹線からまもなく姿を消す

【東海道新幹線700系】

東海道新幹線ではのぞみやひかりとして活躍した700系

(1)JR東海
(2)東海道新幹線(山陽新幹線)
(3)東京⇔新大阪(~博多)
(4)1999年
(5)2020年3月
(6)先頭形状はエアロストリーム形のフォルム。この形状はトンネル突入時などに発生する微気圧波を大きく低減し、騒音の抑制にも貢献。独特の形状から「カモノハシ」の愛称で親しまれた。喫煙コーナーでなく自分の席でタバコを吸うことができる最後の新幹線として愛煙家からの人気が高い。定期列車は「こだま」の一部列車のみ(山陽区間では2020年以降も使用予定)。

「カモノハシ」の愛称でおなじみ

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン