スポーツ

ダルvs江本孟紀氏の球数制限論争「張本さんへの批判怖い」

投げすぎ否定派のダルビッシュ(写真/AFP=時事)

 大船渡・佐々木朗希の登板回避をきっかけに白熱する「球数制限」論争。「制限肯定派」の代表格がシカゴ・カブスのダルビッシュ有だ。ツイッターで張本勲氏ら「否定派」に反論している。

 そのダルビッシュが、今度は野球評論家の江本孟紀氏に噛みついた。朝日新聞デジタル版で投球数制限に異論を唱えた江本氏に対し、ダルビッシュは〈だれかこの記事をプリントアウトして江本さん、張本さんに渡してください〉とツイート。その記事は「小中学生のトップ選手の75%に肩や肘の故障が出ていた」などのデータを紹介し、未成年の投げすぎとケガの関係に言及するものだった。

 本誌・週刊ポストが記事を渡したところ、江本氏はこう答えた。

「彼は僕のコメントを全部読んでないんでしょうね。彼は小中学生のデータを持ち出していますが、僕は高校野球とプロについて話している。もちろん少年野球で肩や肘を痛めるまで投げる必要はありません。

 高校野球については、正しいフォームの習得や過密日程の問題を置き去りにして、球数制限だけを議論するのはおかしいと言っている。プロで長いイニングを投げるには、投げ込み、走り込みが不可欠です。今の選手は基本的な鍛錬を軽視している。それを考えず、大リーグの金銭交渉でできた『1試合100球』を日本の高校生に当てはめるのはナンセンスです」

 さらに危惧するのはネット上に蔓延する「善か悪かを決めつける風潮」だ。

関連記事

トピックス

自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
暑くなる前に行くバイクでツーリングは爽快なのだが(写真提供/イメージマート)
《猛暑の影響》旧車會が「ナイツー」するように 住民から出る不満「夜、寝てるとブンブン聞こえてくる」「エンジンかけっぱなしで眠れない」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン