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2019.09.04 16:00  週刊ポスト

手術は成功 それでも「術後うつ」を発症するのはなぜか

 日本呼吸器学会は、肺の手術によるうつ症状について警鐘を鳴らしている。

 肺を切り開く際には、肋骨の下部を通る神経が損傷されることにより、手術後時間が経過してから痛みが現われることがある。「開胸術後疼痛症候群」と呼ばれ、1年以上続くケースもあるため、うつの引き金となりやすい。

 今年8月にお笑いトリオ「ネプチューン」の名倉潤(50)がうつ病を発症し、2か月間の休養に入った。名倉のうつ発症の原因は、昨年6月に受けた頸椎椎間板ヘルニアの手術後の侵襲だったと発表されている。

 いずれも体への負担が大きく、侵襲を伴いやすい手術だったことが共通点だ。

◆「退院後がいちばん心細い」

「退院」という大きな環境の変化も、患者にとって精神的ストレスに拍車をかける。埼玉医科大学国際医療センターの大西秀樹教授(精神腫瘍科)が語る。

「退院後はそれまで看護師に頼っていた自分の身の周りのことを全部自分でケアしなければいけないという辛さがある。入院時は不安があればすぐ医者に聞けるが、家に帰れば自分と家族だけで対処しなければならない。“退院してからの生活が心細くてたまらなかった”という人は少なくないのです」

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