1992年に休刊になってからも、OB会を開くと当時の編集者やフリーのカメラマン、ライターなどが30人以上も集まるほどで、誰にとっても強い思い入れのある雑誌だったんです。
『GORO』のアートディレクターだった長友啓典さんは生前、一緒にゴルフに行くと車の中で、「もう一度、1号だけでいいから復刊したい」と話していました。「表紙は誰がいいかな」なんて盛り上がっていたのだけど、いつのまにか立ち消えになったから残念です。長友さんの遺志を継ぐというわけじゃないけど、復刊してほしいですね。その時の表紙は……二階堂ふみさんがいいね。
※週刊ポスト2019年9月20・27日号