実際、フルマラソン大会出場者のボリュームゾーン(4時間以上5時間未満)の人が、大会出場に支出する金額は年平均8万1433円(同志社大学の調査・2014年)だから、出たい大会の全てが3割上がれば、年2万円以上の負担増になる。

 なぜ今年、この一斉値上げなのか。東京マラソンを運営する東京マラソン財団の広報部は値上げの理由を「2013年4月にボストン・マラソンで爆破テロが発生して以降、警備・安全対策費用が増加しているためです。細かい用途などは発表していません。理事会で検討を重ねた結果、この金額になりました」と説明する。

 また、北九州マラソンを運営する北九州マラソン実行委員会事務局は「警備員の労務単価が第1回と比べ約2割上がっており、さらに今期は開催が2%の消費増税後なので、2100円の値上げでギリギリなのです」と話す。

 市民マラソンは冬が本番だが、コストを考えると、市民マラソンはこれから冬の時代になるかもしれない。

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