八角理事長(左)の胸中は…(右は白鵬氏/時事通信フォト)
2月7日、8日に開催される「白鵬杯」。昨年の5月場所後に相撲協会を退職した白鵬翔氏が現役横綱時代に立ち上げた小・中学生の相撲大会で、今回は退職後の初開催となる。大会名を「世界相撲大会・白鵬杯」として会場を国技館からトヨタアリーナ東京に移し、従来の「少年男子」に加え「女子の部」「成人の部・男女」が実施される。1700人が参加予定だという。相撲担当記者が言う。
「白鵬氏が最終目標とする『SUMO』のオリンピック種目への採用のためには、相撲の国際化に加えて男女平等は必須ということでしょう。『成人の部』は男女各4階級で争われ、それぞれの階級で選抜された選手が参加する。
いずれ世界選手権の代表決定戦も兼ねるようになるのではないか。開催概要を発表する1月20日の会見には、ゲストとして慶大相撲部監督で、アマチュア相撲を統括する日本相撲連盟の常務理事を務め、国際相撲連盟の理事でもある奈良文彦氏が同席。同会見でも“ゴールはオリンピック”との発言があり、トヨタの豊田章男会長を後ろ盾に確実に前に進んでいるように見えます」
その白鵬氏は1月に入って、〈元白鵬が語る「しきたり」への葛藤 相撲協会と再び手を取る日は〉と題された朝日新聞の単独インタビューに登場(1月11日付)。相撲協会に残って角界を変えていこうとは考えなかったと次のように明かしている。
「やっぱり中にいても、何もできない。できなかったんじゃないかなと思いますね」
「自分の考え方、力が、何て言うのかな、発揮できないところはあったのかなと思います。一門の派閥、昔ながらのしきたりがありましたから」
親方になってからは、「年功序列」の相撲協会では若い親方が自由に意見を口にしにくい空気を感じてきたという。弟子の暴力問題で2023年に自身の宮城野部屋が閉鎖され、再興が望めそうにないことから白鵬氏は協会と袂を分かったとされるが、記事では白鵬氏がアマチュア相撲の国際普及と裾野の拡大に努めていることから、その先に「日本相撲協会と手を携える日は訪れるのか」と問いかけられ、笑みを浮かべてこう答えたとある。
「相撲が好きなので。角界も常にいい時期が続くわけでもないと思います。10年後なのか、15年後なのか、私の出番がやって来るんじゃないかと思いますね」
