さて、消費増税による税収を財源にスタートしたのが「幼保無償化」制度。3~5才までの全ての子供が幼稚園や保育所等の利用料が無料になる(住民税が非課税の世帯も0~2才までが対象)のは子育て世代にとって朗報。
そんな中、「幼稚園」と「保育園」どっちを選ぶかが各世帯の思案のしどころ。なぜなら、所管が全く違うから…。
「『幼稚園』は文部科学省の管轄で学校教育法に基づいた教育施設。一方、『保育園』は厚生労働省の管轄で児童福祉法に基づいた保育施設。地方自治体が認可した認可保育所と無認可保育所等があります」(文部科学省・幼児教育課)
そのほか、開所時間も「保育園」は11時間だが、「幼稚園」は1日4時間の教育標準時間と規定されている。
対象年齢も「保育園」は満57日から預けられるのに対し、「幼稚園」は満3才から。夫婦フルタイムで働くなら「保育園」。専業主婦やパートなら「幼稚園」というように選択されることが多い。
※女性セブン2019年10月31日号