『セックス・アンド・ザ・シティ』は、女性が日常会話で使えるせりふの宝庫
Netflixなど、一部の動画配信サービスでも音声や字幕の切り替えが可能なので、この学習法に利用できる。
最も大切なのは「作品選び」。繰り返し見る必要があるので、好きな作品を選ぶことが最優先だ。単発ものがほとんどの映画は、一本見終わると達成感を持って、そこで終わってしまう可能性があるが、ドラマは何シーズンも続く作品が多く、次を見たいという気持ちが英語学習の原動力になる。
『シャーロック』などの推理ドラマは、謎解きの過程が言葉で語られるため、論理的表現を学ぶことができる。
「ドラマはジャンルごとによさがある。なかでも、『セックス・アンド・ザ・シティ』のように女性がぺちゃくちゃおしゃべりをしているドラマは、アクションなどに比べて圧倒的にせりふが多く、女性が日常的に使える英語が満載。過激な表現も多いので、そこは注意も必要ですが(笑い)」
英語初心者にとっては、大人向けのドラマより、子供も楽しめるアニメーションの方がハードルが低そうに見える。だが、南谷さんは「アニメーションは意外と難しい」と言う。
「ダブルミーニングになっているなど、せりふが練られていて難しいケースも多いんです。大人も見ることを想定している作品も多いため、簡単そうだという先入観で見ると複雑で慌てるかも」
もちろん、子供も見るアニメーションは、極端な訛りやスラング(俗語)が出てこないという利点もある。
※女性セブン2019年11月7・14日号