1つの判定を巡って泣いたことがある日本だけに…(撮影/藤岡雅樹)
プレミア12の前身であるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の第1回大会(2006年)では、2次ラウンドで日本とアメリカが対戦。同点の8回、日本が犠牲フライで1点を勝ち越したと思われたが、米国が「三塁走者の離塁が早い」と球審に抗議し、判定が覆った。その後、日本はアメリカにサヨナラ負けを喫した。
当時の侍ジャパンの王貞治監督は「野球の母国のアメリカでこんなことがあってはならない」と激怒し、「世紀の誤審」と報じられた。
にわかには信じられないことが起こるのが国際大会。ふとしたことから足下をすくわれかねない。稲葉監督はベネズエラ戦を振り返った際に「(指笛は)良くないことなのでやめようと思います」と語っていたが、念には念を入れて「国際試合のマナー」にも気を配ったほうがよさそうだ。