ライフ

お米マイスターが選ぶ 令和のおいしい「ブランド米」3選

お米マイスターが選ぶ今年のおいしいお米は?

 つやつやと輝く新米が今年も各地で出荷されはじめた。長引く猛暑やたびたびの豪雨など、天候不良で収穫を心配されたが、作況指数は平年並みと発表され、黄金色に実り育った新米を堪能できそう。ブランド化が進み、米の種類が多様化する中で、特においしく育ったおすすめの新米を紹介する。

『コシヒカリ』や『ひとめぼれ』、『ササニシキ』といった“王道”の銘柄のおいしさはそのままに、昨今各都道府県が“米のブランド化”に力を入れて次々と品種を開発している。

 1905年に創業し100年以上続く米穀専門店・隅田屋商店で“五つ星お米マイスター”として活躍する片山真一さんが言う。

「日照時間、平均気温などそれぞれの土地に合わせた品種改良からブランド米ブームが誕生したのは今から10年ほど前のこと。すっかり定着し、個性のあるおいしいお米がいくつも生まれています」

 その中で、今年注目しているのは『山形県』だという。

「昼夜の温度差が大きいことがおいしいお米が育つ重要条件の1つ。今年は山形県が気温や水温など条件が整い、『つや姫』や『はえぬき』など、オリジナル品種が非常によく育っています」(片山さん・以下同)

 炊きたてはもちろん、冷めてもおいしいというのもうれしいポイント。産地の違いも楽しんで、この秋はお米でまんぷく食卓に!

◆お米マイスターが選ぶ今年のおいしいお米

青天の霹靂(青森)

■青天の霹靂(青森)
 近年は販売地域を広げ、認知度を高めている。「基準に届いていないお米は青天の霹靂として売り出せないほど県の厳しい検査を通過した高品質米です」。

つや姫(山形)

■つや姫(山形)
 旨みのもとアミノ酸が豊富。「県が生産者や田植え場所を指定していて、種まき・植え付け・刈り取る時期までしっかり指導しているので品質が安定しています」。

くまさんの輝き(熊本)

■くまさんの輝き(熊本)
「気候の暖かい地域のお米は弾力や粘りに欠け、ぼそぼそしているといわれていましたが、近年は暑さ対策に特化した種、『高温対策米』が増えています。暑い地域でも品質の高いお米を栽培できて、これもその1つです」。

【教えてくれたのはこの人】
隅田屋商店代表 五つ星お米マイスター 片山真一さん●隅田屋商店代表/1905年創業。五つ星お米マイスターの資格を持つ片山さんが、香り、味、粘り、食感、外観の5つの項目で最高のブレンドをしたオリジナル米などを販売。

撮影/黒石あみ

※女性セブン2019年11月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
維新に新たな公金還流疑惑(左から吉村洋文・代表、藤田文武・共同代表/時事通信フォト)
【スクープ!新たな公金還流疑惑】藤田文武・共同代表ほか「維新の会」議員が党広報局長の“身内のデザイン会社”に約948万円を支出、うち約310万円が公金 党本部は「還流にはあたらない」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン
兵庫県知事選挙が告示され、第一声を上げる政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏。2024年10月31日(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志容疑者、14年前”無名”の取材者として会見に姿を見せていた「変わった人が来るらしい」と噂に マイクを持って語ったこと
NEWSポストセブン