両陛下は一連の儀式でお忙しい時に…(撮影/祝賀御列の儀取材班)
「その時はちょうど、10月22日から31日まで行われる一連の儀式『即位の礼』の真っ最中でした。そのため、松の間には天皇陛下が『即位礼正殿の儀』で即位を宣言された玉座『高御座』が置かれていたんです。しかも、まさに陛下は儀式続きでご多忙のところでした」(宮内庁関係者)
自民党関係者によると、そのように皇室の重要儀式が執り行われる際には、空席になった大臣ポストをほかの大臣が兼務するなどして、一時的な代行を置くのが一般的だという。すぐに認証式をする必要がなく、即位の礼が終わった後、改めて新大臣を認証すればいいことになるのだ。
「しかし安倍官邸は、皇室の重要儀式に鑑みず、新大臣を任命。松の間には玉座が置かれていたため隣にある『竹の間』で認証式を行いました。これは極めて異例のことです。
一日でも早く不祥事の沈静化を図りたかったのでしょうが、わずか数日待つということをせず、皇室の重要儀式よりも自らの都合を優先させたことになります」(自民党関係者)
※女性セブン2019年11月28日号