また、今年7月、上海在住の30代の日本人女性が放し飼いにされていた大型犬に襲われて手を噛まれ、10センチ以上の傷を負うという事故があった。
さらに、昨年5月には湖南省の大学で、自宅に戻る途中の女子大生が放し飼いの犬4匹に襲われて死亡する事故が起きている。また、昨年10月には、甘粛省酒泉市で6歳の少年が放し飼いの犬にかまれて、頭に重傷を負い、頭部を縫い合わせるなどの10時間以上の大出術を受け、一命をとりとめている。
このほか、飼い犬を放置していた飼い主が裁判で有罪判決を受け服役した例も報告されている。2014年には貴州省遵義市で、アルゼンチン原産の狩猟犬、ドゴ・アルヘンティーノ2頭が男性市民を襲い死亡させてしまう事件が発生。飼い主は犬の管理がルーズだったとの理由で逮捕、裁判で懲役2年の刑を受けている。