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新宿ホスト殺人未遂裁判・詳報1 「一緒に死のうね」

被害者の琉月さん

被害者の琉月さん

──いつ頃から?
 今年の4月くらいです。
──正式に交際していた?
 してないです。
──同棲していた?
 してないです
──高岡さんのことを重いと思った?
 はい。
──どういった時に?
 5月くらいに高岡さんから屋上に呼ばれて「飛び降りるから」と言われてちょっと重いなって。
──事件当日は?
 高岡さんからLINEで呼ばれて「片付けがあるから来て欲しい」といわれ、まず話をして片付けして一緒に寝ました。
──口論や喧嘩は?
 なかったです。
──寝た時の服装は
 パンツ1枚です。
──高岡さんより先に寝た?
 はい。
──その後、どんなことがありましたか?
 包丁で刺されました。パニックになって自分で(包丁を)抜きました。
──その時高岡さんは?
 自分の上に乗って、自分に質問してきました。
──どんな質問?
「私のこと好き?」って聞いてきました。「好き」って答えました。「警察を呼ばないから救急車を呼んでくれ」とお願いした。「一緒に死のうね」って言われました。
──高岡さんは救急車を呼んでくれなかった?
 はい。自分で救急車を呼ぼうとしたけど、高岡さんに携帯を取り上げられて、玄関まで逃げました。
──「一緒に死のうね」と言われてなんと答えましたか?
 まだ死にたくない。
──突き放して突き飛ばして玄関から外に出たのは?
 家にいると自分が死んでしまうと思ったから。
──今も通院している?
 はい。1か月に2回くらい。
──肝臓を刺されたことで影響は?
 お酒が飲めないです。
──示談した?
 はい。
──嘆願書を出しましたね。なぜ?
 僕もこうやって普通に不自由のない生活が遅れているので、彼女も普通の生活が送れればいいなって思いました。

 続いて、高岡被告の弁護人から、琉月さんへの証人尋問が行われた。

──謝罪文には何が書かれていた?
 謝罪の気持ちと、今後どうしたらいいか。
──貰ってどう思った?
 その時は何も考えられなくて、後で反省しているんだなと思いました。
──500万円受け取って示談した。治療費はいくらかかった?
 細かくは言えないんですが、今の時点で50万以上。
──100万円でも200万円でも50万以上です。
 三桁いかないくらいです。
──そのお金はどうしている?
 自分の貯金にしています。
──その他の示談の内容は?
 僕に接触しないこと、歌舞伎町に入らないこと。500万円以上の、後遺症とかで治療費かかった場合にはその分払いますという約束です。
──嘆願書には、刑事処罰は求めない、高岡由佳には寛大な処分を求めますとありましたが、どういう処分がいい?
(黙り込んで)できれば罪を償う形でなくて、普通の生活を送ってほしい。
──次の通院の予定は?
 12月16日。最後に通院したのは、前回は11月半ばらへんです。
──治療の内容は?
 前回はCTスキャンと採血です。
──薬は何を処方されている?
 痛み止めを飲んでいます。
──刺されてどんな変化があった?
 お酒が飲めないのと、思った以上に食事がとれない。量が減ったということが事件後と事件前で変わっています。
──医者から言われていることは?
 アルコールだけはやめてほしいと医師から言われています。
──職業は?
 ホストをしています。
──仕事への影響は?
 ネットに(事件のことが)上がっちゃってるので、けっこう自分のこと知っているという人が、多かったです。お酒はいまだに飲めなていないです。まったく飲めていない。
──仕事の変化は?
 月によって変化があるので、変わらないです。
──高岡さんはどのくらい使った?
 月に数百万くらい。
──ランキングはどうなりました?
 彼女のおかげでナンバーワンになった月もありました。(平成)31年3月はランキングに入っていませんでした。
──4月は?
 ナンバー3。
──5月は?
 ナンバーワンです。
──このようにランキングが上がった理由は?
 彼女がお金を使ってくれたから。

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