「ラグビー協会が一致して彼に協力するかと言ったら、なかなか抵抗勢力が多いらしく、『時期尚早だ』という理事もいる。ただ、それは私がJリーグを発足したときにも言われたこと。いま彼に必要なのは、トップリーグの各企業を訪ね歩いて、プロ化する気はあるか、どこをホームスタジアムにしたいかなど“企業の本音”を聞くこと。『俺の意見が正しい』といった上から目線ではなく、企業が何を望んでいるかを懇切丁寧にヒアリングすることが大事です。
彼がすごくよいアイデアを持っていることは間違いないし、W杯が盛り上がって勢いがあるうちにプロ化が成功してほしい」
本誌取材にはノーコメントだった清宮氏だが、このカンファレンスでは「日本代表の強化のためにも、レベルの高いリーグをつくり、その環境に代表選手を置かないといけない」と熱く思いを語っていた。
日本が強くなるために最適な“ビクトリーロード”を歩んでほしい。
※週刊ポスト2020年1月3・10日号