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2019.12.23 07:00  週刊ポスト

ラグビープロ化構想、「待った」かかった背景にW杯での成功

ラグビーの新プロリーグ創設構想を発表する日本ラグビー協会の清宮克幸氏(時事通信フォト)

◆W杯成功がネックに?

 プロ化構想の発端は、今年の6月、清宮克幸氏がラグビー協会の副会長に就任したことだった。

 清宮氏は早大時代の1989年に主将として大学日本一になり、サントリーでも日本選手権で優勝。現役引退後は母校早大の監督に就任し、3度の大学日本一。その後は社会人ラグビーのトップリーグでサントリーを率いて優勝し、ヤマハ発動機でも日本一をなし遂げたカリスマ的指導者。日本ハムの清宮幸太郎の父親としても知られる。

 元日本代表の森重隆・会長に次ぐ協会ナンバー2となった清宮氏の肝いりが、「プロリーグ発足」だった。就任わずか1か月後の7月28日、都内で開催されたシンポジウム。

「ラグビー界は、資源が資産になっていない。負のスパイラルを断ち切るチャンスと思っている。必要なのはスピード感。これは構想ではなく、宣言です」

 清宮氏はこう熱弁をふるい、2021年秋に開幕するラグビーのプロリーグを立ち上げると宣言した。その基本方針は以下の通りだ。

 W杯日本大会の会場となった12都市を中心に、地域密着型で育成システムを備えたプロチームを設立する。現行のトップリーグは2021年春に終了し、トップリーグからプロ化するチームと、新たに設立されるプロチームが新しいプロリーグに参加する。経営にはデジタルマーケティングを導入して、放映権ビジネスやスポンサー集めを行ない、ラグビーのみで利益を出せる体制を確立する──。

 一連の構想を明かす中で清宮氏は、「トップ選手の年俸は1億円を超えたい」とも語った。

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