1月上旬、ジャズライブやクラシックの生演奏を鑑賞しながら食事を楽しめる都内のレストラン。照明を抑え落ち着いた雰囲気が漂う大人の空間を、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ドラムの音色が満たしていく。2曲の演奏を終えて、ステージ上のリーダーが1人の女性を呼び寄せた。
「オンフルート! 今回の最年少。天使といわれています」
超満員の観客が拍手を送るなか、白と黒のバイカラーのシャツワンピ姿の女性がステージに歩み出て、恥ずかしそうにはにかんだ。容姿端麗な若者ぞろいのメンバーの中でも、艶やかな緑の黒髪が印象的な、思わずハッと目を奪われるオリエンタルな美女だ。
『アナと雪の女王』でおなじみのナンバーの旋律をフルートが奏でると、腰まで伸びた長い髪が揺れる。
コンサートのパンフレットを眺めながら観客の1人が唸った。
「ここは耳の肥えたお客さんが多い老舗のステージですよ。10代であんなに美しいソロパートを堂々と…。両親の才能をしっかり継いでいるのね」
そのフルート奏者は木村拓哉(47才)と工藤静香(49才)の長女(18才)だった──。
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その日、長女が上がったのは、将来有望な若者が集う人気オーケストラグループのステージ。海外で活躍する名プレーヤーも名を連ねる人気グループだ。
「テレビドラマや人気バンドのバックで演奏する実力派ながら、みんな容姿もよく才色兼備な若手の集まりとして注目されているグループです。長女に正式メンバーとしてのオファーもあるそうですが、この日はゲスト出演だったようです」(グループ関係者)
次女・Koki,(16才)が日本を飛び出し世界の“グランメゾン”のモデルとして活躍する一方、長女も音楽の世界でしっかり活躍していたようだ。
「姉妹は幼い頃から音楽の英才教育を受けてきました。演奏だけでなく、マナーも厳しくしつけられていたことが印象的でしたね。特に音楽に才能を見せたのは長女。3才でヴァイオリン、11才でフルートを始めて現在は超名門音楽学校に通う高校3年生です。全国区規模の数々のコンクールで受賞歴がある才女で、正直、静香さんが教えるというレベルを超えて“プロフェッショナル”の領域で取り組んでいますよ」(木村家の知人)
長女が通う音楽学校は多くのプロ演奏家を輩出する国内屈指の名門校。海外に留学する学生も多い。