ビジネス

堀江貴文氏が考える「日本企業がGAFAと対抗できる分野」

「今後も人類は、様々な方法で身体の“拡張”を繰り返す」と分析する堀江貴文氏

「入院して高齢化社会について考えてみた」。臍ヘルニアの手術のために緊急入院した堀江貴文氏は先頃、自身が寝たきりになった状況に照らし、高齢者の生き方や超高齢化を迎える日本社会の先行きについて、様々な意見を語った。さらに発売即増刷となった最新刊『雇用大崩壊~マンガある若手技術者の会社を変える挑戦~』では、それが日本企業にとって世界規模のビジネスチャンスであるとも指摘している。その理由とは?

 * * *
 GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazonの米国を代表する巨大IT企業)にどう対抗するべきかといった質問をよく受けるが、私が携わっている「宇宙関連産業」に最もその可能性があることは指摘してきたが、その他、比較的、誰もが参入しやすいジャンルで言えば、テクノロジーを使った高齢化社会の最適モデルの提示かもしれない。

 日本は世界でもトップクラスに、高齢者が多い国だ。そのため、高齢者の弱った身体を支える技術の研究開発が飛躍的に進んでいる。

 例えば筑波大学発のベンチャー企業サイバーダインは、高齢者向けのパワードスーツを作っている。加齢で弱ってしまった膝や腰をサポートして、若い頃と同じように動き回る手助けをしてくれる。

 こうした身体を拡張するような技術革新に、超高齢化社会を控える日本のメーカーは向いているのではないだろうか。

 テクノロジーの力を借りられる道筋が立てば、人生100年時代だろうと、それ以上の超高齢化社会だろうと、まったく悲観するような話は出てこなくなるだろう。

不慮の事故や病などが理由で、腕や足を欠損した人たちが、義手・義足のサポートにより、健常者とまったく同じか、それ以上の身体能力を発揮している例もある。 パラリンピックでは、競技によっては、健常者の記録をパラリンピックアスリートが上回っていることも少なくない。

 その是非はともかく、いずれは障害者でなくともカジュアルに、身体拡張を試したいという社会になるかもしれない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平の父が大谷への本音を告白した
《独占スクープ》水原一平被告の父が告白!“大谷翔平への本音”と“息子の素顔”「1人でなんかできるわけないじゃん」
NEWSポストセブン
「オウルxyz」の元代表・牧野正幸容疑者(43)。少女に対しわいせつ行為を繰り返していたという(知人提供)
《少女へのわいせつで逮捕》トー横キッズ支援の「オウルxyz」牧野正幸容疑者(43)が見せていた“女子高生配信者推し”の素顔
NEWSポストセブン
“原宿系デコラファッション”に身を包むのは小学6年生の“いちか”さん(12)
《ド派手ファッションで小学校に通う12歳女児》メッシュにネイルとピアスでメイク2時間「先生から呼び出し」に父親が直談判した理由、『家、ついて行ってイイですか?』出演で騒然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告と、事件があったホテルの202号室
「ひどいな…」田村瑠奈被告と被害者男性との“初夜”後、母・浩子被告が抱いた「複雑な心中」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
注目を集めている日曜劇場『御上先生』(TBS系)に主演する松坂桃李
視聴率好調の『御上先生』、ロケ地は「東大合格者数全国2位」の超進学校 松坂桃李はエキストラとして参加する生徒たちに勉強法や志望校について質問、役作りの参考に
女性セブン
ミス京大グランプリを獲得した一条美輝さん(Instagramより)
《“ミス京大”初開催で騒動》「(自作自演は)絶対にありません」初代グランプリを獲得した医学部医学科1年生の一条美輝さん(19)が語る“出場経緯”と京大の「公式回答」
NEWSポストセブン
コンビニを兼ねているアメリカのガソリンスタンド(「地獄海外難民」氏のXより)
《アメリカ移住のリアル》借金450万円でも家賃28万円の家から引っ越せない“世知辛い事情”隣町は安いが「車上荒らし、ドラッグ、強盗…」危険がいっぱい
NEWSポストセブン
『裸ダンボール企画』を敢行した韓国のインフルエンサーが問題に(YouTubeより)
《過激化する性コンテンツ》道ゆく人に「触って」と…“裸ダンボール”企画で韓国美女インフルエンサーに有罪判決「表面に出ていなくても妄想を膨らませる」
NEWSポストセブン
裁判が開かれた大阪地裁(時事通信フォト)
《大阪・女児10人性的暴行》玄関から押し入り「泣いたら殺す」柳本智也被告が抱えていた「ストレスと認知の歪み」 本人は「無期懲役すら軽いと思われて当然」と懺悔
NEWSポストセブン
悠仁さまご自身は、ひとり暮らしに前向きだという。(2024年9月、東京・千代田区、JMPA)
《悠仁さま、4月から筑波大学へ進学》“毎日の車通学はさすがに無理がある”前例なき警備への負担が問題視 完成間近の新学生寮で「六畳一間の共同生活」プランが浮上
女性セブン
浩子被告の主張は
《6分52秒の戦慄動画》「摘出した眼を手のひらに乗せたり、いじったり」田村瑠奈被告がスプーンで被害者男性の眼球を…明かされた損壊の詳細【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
ビアンカ
《カニエ・ウェスト離婚報道》グラミー賞で超過激な“透けドレス”騒動から急展開「17歳年下妻は7億円受け取りに合意」
NEWSポストセブン