地震が発生する前には、震源周辺の地面や大気に微弱な音や電気、電磁波などが発生するとされる。
「ナマズが地震発生を感知するというのはあながち迷信ではありません。ナマズは非常に目が悪いため、他の生物が発する微弱な電気を感知してエサを捕まえるという習性がある。
真っ暗な深海に生息するサクラエビも同様の能力を持っています。それらの能力は、人間が心電図などの機械を用いて電位差を測るよりもはるかに優れている」(同前)
「駿河湾の宝石」とも呼ばれるサクラエビの不漁は地元経済に大きな打撃を与えているが、「別のさらなる脅威」が刻々と迫っているのかもしれない。
※週刊ポスト2020年2月14日号