“この通りにすれば安心”というガイドブックはなく、自分で能動的に調べたり考えたりする姿勢が必須と、島袋さんは強調する。
「単に“スマホに挑戦”ではなく、どんな使い方をしたいか、事前に具体的なイメージを持つことが大切。たとえば“孫とLINEでおしゃべりしよう”“写真を撮って友人とやりとりしよう”“外出先でラジオを聴こう”など、身近な人の使い方なども参考にして、自分の生活に則したところから始めるといいですね」
高齢者のスマホデビュー増加を受けて、携帯ショップなどもスマホ教室に力を入れ始めているという。
「わからないのは恥ずかしいことではありません! 複雑なスマホの世界、実は若者もわからずに使っていることが多いのです。教室やショップ窓口でどんどん質問することが、使いこなしの近道です」
高齢になって体の機能が衰えてきても、スマホなどのITが手助けになる場面はたくさんあると島袋さんは言う。老親がスマホに興味を持ったら、ぜひ応援しよう!