6種目(それぞれ10点満点)の試技の合計点で競う高飛び込みにおいて、玉井は国際大会の経験こそ浅いものの、五輪では「軽く8位以上は期待できる」と馬淵は話す。
「大人の中に入っても、彼は6種目すべてで難易度の高い演技構成で臨むことができる。空中の姿勢などに減点される要素が少なく、入水さえ決まれば高得点が期待できる。完璧にこなすことができれば、メダルも狙えます」
既に練習量は国内でもトップクラス。8時間から9時間を練習に充てる日もあり、「大人以上に練習しています」(馬淵)という。
恐るべき13歳が、東京五輪の舞台で世界に大きく羽ばたく──いや飛び込む。