●店舗情報無料登録サイト(Googleマイビジネス、Yahoo!プレイス)への登録
特に長く営業している個人店の場合、SNSやネットを使った集客が苦手という店も少なくない。ただ抜き差しならない事態、かつ時間があるならこの機会に最低限の情報整備だけでもしておくべき。検索大手(という規模はとうの昔に超えているが)のGoogleは「Google マイビジネス」、Yahoo! JAPANも「Yahoo!プレイス」という登録無料のサービスを展開している。
ざっくり言うと、地図サービスなどさまざまなサービスと連動した簡易ホームページのようなもので、住所、営業時間、休日、電話番号などのほか店のない外観の写真や予約受付なども可能。万一、営業日や営業時間などを変更せざるを得ないときでも、かんたんに情報の上書きができる。
大きな投資をするゆとりがなくともできることはある。運転資金を確保しながら、攻防一体の新しいサービスへと手をつける。客にとって、大事な店を応援する手法は、いまや店で食事をすることだけではない。資金調達から業態の追加、さらには登録による正しい店情報の可視化──。情報提供という形なら、客にもできるサポートの仕方がある。いまならまだ間に合うはずだ。