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2020.03.28 16:00  NEWSポストセブン

コロナ禍で「困った人間性」を露呈してしまう3つの騒ぎ方

薬局で品切れのマスク売り場(時事通信フォト)

薬局で品切れのマスク売り場(時事通信フォト)

●その1「感染してしまった人を責めたり、ヘイトな発言を得意気にしたりする」

 不運にもウイルスに感染してしまった人は、間違いなく被害者です。しかし、ライブハウスに行ったとか用心が足りないとか、あれこれあら探しをして「自業自得だ!」と責める声の多いこと多いこと。もし周囲でそういう声を聞いたら、その人は他人の苦しみに想像力が働かない冷血漢であり、しかも安全圏から石を投げるのが好きな卑怯者だと思って間違いないでしょう。

 ダイヤモンドプリンセス号で感染防止に奮闘していた人が、職場で「バイキン」扱いされたという話もありました。あるいは、実際は乗っていないのに「あの会社の社長は夫婦で乗っていたらしい」という噂が広まって、会社の業績に大きな影響が出たケースも複数あるようです。「みんな不安なんだからしょうがない」で済む話ではありません。ただ、どちらの場合も、やった側は今も罪の意識を持ってはいないでしょう。

 この期に及んでどの国に責任があるとか、○○人は出ていけとか、そんなことを何の迷いもなく言っている人もいます。たぶん、常にヘイトな発言をしていないと、日本人であることが唯一の拠り所である脆弱なプライドが保たれないのでしょう。わざわざ「中国武漢ウイルス」と呼んで悦に入っている人も同類です。

●その2「素人なのにネットで拾った生半可な医療知識をしたり顔で語りまくる」

「新型コロナウイルスはこういう性質があるから、こういう予防法が有効だ」とか「最悪の場合、今後こういう事態が予測される」とか、しょせん何かの受け売りなのですが、SNS上で講釈を垂れる人の多いこと多いこと。スキあらば偉そうな顔をしたりマウントを取ったりして、自尊心を細かく満たさずにはいられないのでしょう。

 講釈を垂れているほうは気持ちいいかもしれませんが、こういう人があっちにもこっちにも出てきているだけに、なんとも迷惑千万です。アテにならない情報が飛び交って世の中が混乱するし、不安をますますふくらませることにしかなりません。自分ではお利口ぶっているつもりかもしれませんが、素人がしたり顔で専門知識を語る滑稽さに気づいていない点で、お利口とは逆の印象を振りまいてしまうでしょう。

●その3「デマに乗せられて右往左往したり、そういう人たちを冷笑したりする」

 何℃以上のお湯がどうしたとか、トイレットペーパーがなくなるとか、コロナがらみのデマが次々と出てきて、そのたびに世間が騒然としています。「コロナウイルスは化学兵器だ」というデマもありました。まんまとデマに乗せられて買占めに走ったりすると、素直だけど思慮に欠けるという人間性が、クッキリと出てしまうでしょう。

 いっぽう、デマ騒動が起きると、乗せられた人を批判する人が、乗せられた人以上に湧いて出てきます。しかし、騒動が起きたあとの一種の後出しジャンケンで「なぜそんな話を信じるのか理解できない」「日本人はどこまでバカなんだ」と冷笑して優越感を覚えている姿を見ると、「似たり寄ったり」「どっちもどっち」という言葉を連想せずにはいられません。冷笑すればするほど、今ひとつ信用できない人間性が漂ってしまうでしょう。

 感染の拡大を抑え込むという意味でも、甘い罠にはまって困った人間性を露呈させないという意味でも、まだまだコロナとの戦いは続きます。前者の「感染の拡大を抑え込む」戦いは、きっと遠からずいい結果が待っているはず。後者の「甘い罠」をめぐる戦いは、たとえ少々負けても命に別状はありません。ただし、コロナ騒動が収束したとしても、この手の「甘い罠」は、ずっとあなたのそばで虎視眈々とチャンスを伺い続けています。

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