スポーツ

ハルウララ、服部桜、東大野球部… 弱くても応援集めた人気者

 スポーツは勝つ選手ばかりが人気を集めるわけではない。弱すぎて好かれ、応援を集めた者たちも多い。競馬、相撲、野球などから紹介しよう。

◆ハルウララ

弱すぎて馬券が売れまくった(時事通信フォト)

 1998年のデビュー以来、2006年に引退するまで一度も勝つことなく113連敗を記録した高知競馬場所属の競走馬。連敗が話題となり、出走を重ねるごとに単勝馬券の売上記録を更新した。

◆東京大学野球部

44シーズン連続最下位を継続中(写真/共同通信社)

 2010~2015年にかけて東京六大学リーグで94連敗。法政大からの勝利で連敗を脱出すると、応援席は総立ちになった。創部100年を迎えたが、44シーズン連続最下位記録を更新中。

◆大相撲・服部桜

 式秀部屋の序ノ口力士。2015年の初土俵以来負け続け、4年間での勝ち星は3。歴代ワーストの89連敗の記録を持ち、恐怖心から自分で尻もちをつく敗退行為で注意を受けたことも。

◆ボブスレー・ジャマイカ代表

ジャマイカ代表は映画にも(写真/AFLO)

 1988年カルガリー五輪のボブスレーに出場した常夏の国ジャマイカの代表。4人乗り競技では転倒に終わったが、実話をもとに製作された映画『クール・ランニング』が大ヒットした。

◆五輪競泳・うなぎのエリック

自国には50mプールもない逆境を乗り越え、タッチ板に辿り着いた(写真/Reuters/AFLO)

 赤道ギニアのエリック・ムサンバニ。各国1人の特別枠で2000年シドニー五輪100m自由形に出場。溺れかけながらも泳ぎ切り、一躍人気者に。タイムは世界記録から1分以上遅かった。

※週刊ポスト2020年4月3日号

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
“もしトラ”リスクも…(写真/AFP=時事)
【緊迫する中東情勢】イラン・イスラエルの報復合戦、エスカレートすれば日本にも影響 “もしトラ”リスクが顕在化
週刊ポスト