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2020.04.01 16:00  週刊ポスト

『深夜食堂』に登場、トンテキと鰹タタキのモデル店の逸品

■鰹タタキ(1500円) 『深夜食堂』17集 第237夜

薬味をたっぷりのせた絶品かつおタタキ

・才谷屋 東京都江東区新大橋1-1-6 フラッツ新大橋 1F
営業時間…17時~23時
定休日…日・祝

 かつおは滋養強壮に欠かせない栄養素の宝庫で、貧血予防や体力回復にはもってこいの食材だ。特に血合い肉には鉄分やタウリン、EPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸などが豊富だが、生臭さが気になるという向きも多い。そんな人でも美味しく食べられる調理法が藁で一気に焼きあげる「藁焼き」だ。

 土佐であみだされた調理法で、藁で燻すことにより、藁の香りがかつおの旨味を引き立ててくれる。しかし、「かつお本来の旨さが味わえるのは刺身かバーナーなどでサッと炙ったタタキ」だと店主・鈴木耕一郎氏はいう。血合い肉の臭みはまったく感じられない。生臭さが苦手な向きでも箸が止まらなくなる旨さだ。

 鉄分やビタミンB群をあますことなく摂取できる一品。ニンニクやタマネギと一緒に食べればビタミンB1の吸収が高まり疲労回復に効果大。

 提供しているかつおは、土佐伝統のかつおの目利きである7代目亀次郎が厳選し、急速冷凍した極上品。鈴木氏は素材工学の研究者でもあり、冷凍保存されたかつおの細胞組織を壊さずに解凍する機械を開発し、一年中新鮮なかつおを提供している。

●あべ・やろう/1963年、高知県生まれ。CM製作会社勤務を経て、2004年に『山本耳かき店』で漫画家デビュー。『ビッグコミックオリジナル』で連載中の『深夜食堂』は2009年にドラマ化、2010年には第55回小学館漫画賞一般向け部門、第39回日本漫画家協会賞大賞を受賞。その他の著書に『生まれたときから下手くそ』『酒の友めしの友』など。

●さこ・ふみお/1960年、高知県生まれ。86年に『YOKOHAMA BAY CITY BLUES』で漫画家デビュー。現在は文筆家・漫画家・編集者として幅広く活動。主な著書は『四万十食堂』(安倍夜郎氏との共著)、『コケを見に行こう!』『クセがつよい妖怪事典』などの他、企画・編集作品に漫画家・水木しげる氏の最後のインタビューをまとめた『ゲゲゲのゲーテ』がある。

※週刊ポスト2020年4月10日号

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