「過去3年くらいの検査結果を一覧で出してくれるところが普通になりましたが、なかには5年、10年前からずらりと並べて出力してくれる医療機関もある。こういったところでは、過去の状態も把握してもらいやすい。選ぶ価値はあるでしょう。こうしたサービスがないのであれば、自分で表計算ソフトなどを使い、記録を蓄積しておくことが重要です」
ここで原点に立ち返りたい。そもそも私たちは何のために健康診断を受けるのか。「会社で義務づけられているから仕方なく」という人もいるかもしれないが、誰にも共通するのは「健康で長生きをするため」のはずだ。
画一的に決められた基準値によって健康な人が病人に仕立て上げられ、不必要な薬をのまされることは決して望ましくない。自分や家族の健康を守るため、一つひとつの項目の意味や特性を知っておいて損はない。
※女性セブン2020年4月16日号