ライフ

ノドグロやえびめし 山陰・山陽の名物を堪能する駅弁

高梁川を車窓から見下ろす伯備線

 JR伯備線は岡山・倉敷駅―鳥取・伯耆大山駅間の138.4kmを結ぶ。旅と鉄道、駅弁を愛するフォトジャーナリストの櫻井寛氏によれば「高梁川に沿う渓谷美が見所です」。写真は方谷駅―井倉駅間。伯耆大山駅が近づくと、進行方向右側に「伯耆富士」とも呼ばれる大山が現われる。同駅から山陰本線に乗り換えて米子駅、松江駅へ行くことができる。沿線の名物を楽しめる駅弁を紹介しよう。

◆松江駅「のどぐろ寿司」

松江駅「のどぐろ寿司」

 1901年に旅館として創業し、100年以上前から弁当販売を手がける老舗の人気駅弁。「高級魚ノドグロを炙りと酢漬けの2つの味で堪能できます」(櫻井氏、以下同)。1550円。

◆岡山駅「あったか岡山名物えびめしとデミカツ丼」

岡山駅「あったか岡山名物えびめしとデミカツ丼」

 ご当地グルメの「えびめし」と「デミカツ丼」が競演する。発熱式容器のため、熱々で食べ比べを楽しめる。4月30日までの期間限定商品。1180円。

◆米子駅「吾左衛門鮓(すし)鯖(5貫入)」

米子駅「吾左衛門鮓(すし)鯖(5貫入)」

江戸時代に考案されたという

 江戸時代、前身の廻船問屋が船子の弁当として考案。「肉厚で脂がのった寒鯖、昆布、酢飯の風味が一体となって美味。食べやすく切り分けてあるのも嬉しい」。1200円。

●写真・監修:櫻井寛(さくらい・かん)/1954年長野県生まれ。旅と鉄道をこよなく愛するフォトジャーナリスト。好物の駅弁は6000食以上を完食。近著『にっぽん全国100駅弁』(双葉社刊)をはじめ、著書多数。

※週刊ポスト2020年4月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
「秋らしいブラウンコーデも素敵」皇后雅子さま、ワントーンコーデに取り入れたのは30年以上ご愛用の「フェラガモのバッグ」
NEWSポストセブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
訃報が報じられた日テレの菅谷大介アナウンサー
「同僚の体調を気にしてシフトを組んでいた…」日テレ・菅谷大介アナが急死、直近で会話した局関係者が語る仲間への優しい”気遣い”
NEWSポストセブン
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン
クマによる被害が相次いでいる(getty images/「クマダス」より)
「胃の内容物の多くは人肉だった」「(遺体に)餌として喰われた痕跡が確認」十和利山熊襲撃事件、人間の味を覚えた“複数”のツキノワグマが起こした惨劇《本州最悪の被害》
NEWSポストセブン
近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン