──主戦場のコンビニでは24時間営業の限界が取り沙汰されており、そこに新型コロナウイルスの影響も加わった。今後の販路への影響は?
米女:厳しい社会情勢の中でも、コンビニ、スーパー、自販機の3つが主力販売チャネルであることは今後も変わりません。
自販機の売上げは少しずつ落ちてきていましたが、24時間営業のお店が今後、少しずつ減っていく可能性があるなか、自販機が再び見直されるかもしれない。現在、当社の売上げに占める自販機の販売比率は約25%ですが、その利便性をもう一度ご提案したいですね。
長年培ってきた当社のブランド力を最大化できるよう、今後も邁進していきます。
【PROFILE】よねめ・たいち/1961年、高知県生まれ。1986年早稲田大学法学部卒業後、アサヒビール入社。2009年アサヒ飲料人事総務部長、2016年同社取締役兼執行役員、2018年常務取締役兼常務執行役員、今年3月23日より現職。
●聞き手/河野圭祐(ジャーナリスト):1963年、静岡県生まれ。経済誌編集長を経て、2018年4月よりフリーとして活動。流通、食品、ホテル、不動産など幅広く取材。
※週刊ポスト2020年5月1日号